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『23分間の奇跡』(ジェームズ・クラベル 著/青島幸男 訳) [お気に入り]

23分間の奇跡

23分間の奇跡

  • 作者: ジェームズ クラベル
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1988/07
  • メディア: 文庫


はじめてamazonの商品紹介を利用してみた。とは云うものの、最近読んだ本の中に面白いものがあまりないので、手始めにこれまで読んだものの中から特に印象深かった本について書くことにした。紹介料のギフト券を手にするのはまだまだ先のハナシになりそうだ。
さて『23分間の奇跡』について。戦争に勝った国と負けた国の明暗を小学校の一つのクラスにクローズアップして描いた非常に短い作品。国家や主義信条などの大枠は殆ど明かさず、終戦或いは国家的な闘争の終結によって派遣された新任教師が子供達に新しい考え方やモノの見方を淡々と教えて(植えつけて)いく様子はかえって生々しい。

先日web2.0について書いた。書いたと云っても日進月歩のスピードで進化し続けているインターネット技術についていける筈もなく、昔を懐かしみながら負け惜しみを2つ3つ書いただけだが。。。
最近、サイドバーによく見るサイトのリンクを追加したり、amazonアソシエイトの“おまかせリンクβ版”(独自のアルゴリズムに基づいて、貼り付けたWebサイトの内容に沿った商品を表示するプログラムで、amazon「独自のアルゴリズム」というヤツが当ブログの内容に応じてどんな商品をピックアップするのか非常に興味があった)を入れてみた。
ブログを立ち上げておきながら、その多様な機能を活用する気にはなれず、気が向いたとき気の向くままに雑記してきたのだけど、文字ばかりだとどうも味気ないような気がしてきたし、アフィリエイトだのドロップシッピングだのプレスブログといった新しいシステムが次々と登場して、そういうのを取り入れているブログを見ていると気になってしかたないワケ。
基本的にgoogleとかamazonは気に入らない。検索履歴とか購買履歴から次の可能性へ誘導するシステムにコントロールされるような気がしてイヤなのだ。盗聴法に根強く抵抗した共産党、或いは『23分間の奇跡』で教師を信じようとしない生徒みたいな感覚なんだと思うのだが、結局両者に倣う形になってしまった。システムの一部になることを受け入れてしまえば、なんてことは無い。便利で心地の良い世界が約束されているのだから。
そういえば、『23分間の奇跡』を知ったのも確かメディアのお陰だったじゃないか!?


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