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2007年初日から2006年を憂う [社会]

年末年始のお祭り騒ぎのドサクサに紛れて“トヨタ自動車の申告漏れ”が発覚した。この時期は新聞もTVも定番の年末編成で責任のある立場の人もみんな休みになるのだろう。タダでさえ内容の薄い紙面や放送にちょこちょこっと申し訳程度の報道がなされただけだった。

特にテレビにはがっかりさせられる。年も明けていないうちから占い師に来年どうなるか予言させ、年明けは金の掛からない新人芸人の漫才。通常国会の召集が近づいてきて漸く“この1年はどうなるか”なんて企画がチラホラでてくる。年末に出た経団連系ガリバー企業の不祥事はうやむやにされて、彼らに楯突くチャレンジャーは後に尾を引くような形で新年早々から叩かれる。テレビばかり見てるとバカになるとはよく言い得ているな、と思う。
フセインの死刑執行とトヨタの不祥事発覚からは、何か重大なモノを2006年と一緒に過去の記憶にしたいという強い意志を感じる。そのお陰で、2006年は兎に角後味の悪い年になったが、“重大なモノ”が今年中に災いをもたらさないようただただ祈るばかりだ。

さて、新春お笑い番組でも見て、今年もハナから年を忘れる勢いで現実逃避するか!?


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