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北朝鮮の隠し球 [社会]

9日、北朝鮮が核実験を行った。これにより世界情勢(とりわけ北を取り巻くアジアの状況)は全く新しい段階に入った。これまでの言葉によるオトナの対話から思想や国家的アイデンティティを懸けたサバイバルステージに足を踏み入れたというワケだ。
北は自国の体制を保持しながら世界にコミットすることを望んでいる。交渉を有利に進める為には手段を選ばない。拉致問題を皮切りに、ミサイル実験や今回の核実験と手持ちのカードを次々と繰り出してくる。ワイドショーなんかに出てくるタレント教授の当たり障りのない話を聞いていると、一見、北は自国の首を自らの手で絞めあげているような気もしてくるが、関係国の輿論が固まらない内に次のボールを投げ込んでいるトコロを見れば案外緻密な計算があるのかもしれない。事実、右に左に揺さぶられる日本のバットは完全に振り遅れている。民主主義国家の宿命だ。
兎に角、北は交渉のテーブルの上に何が飛び出すか分からない“ビックリ箱”を置く事に成功した。突然プルトニウムを搭載した変化球が飛び出すかもしれないし、案外何も入ってないのかもしれない。不安は往々にして判断を誤らせる。
強い警戒心と根拠の無い楽観主義の入り乱れた日本はいいカモかもしれない。核実験を安倍総理の韓国訪問に合わせることで、北は日本に警告を出しつつも、交渉の窓口役に安倍を指名したのではないかと僕は思っている。事ココに至ってはマスコミ報道に真実を見出すことは難しいだろうが、総理の采配を信じつつ、改めて自国について考えてみようと思う。


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