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関岡英之について(再び) [雑感]

7月に北のミサイル発射について書いたとき、関岡英之だったらこの件をどう解釈するだろうと考えた。彼の著作『拒否できない日本』は、アメリカが“年次改革要望書”によって日本を政治・経済の面でコントロールしているとレポートしている。公開されている資料の分析を基に書かれているので説得力があり、世間の評価も高い。
先に書いたブログには「関岡なら北のミサイル発射もアメリカの陰謀というまとめ方をするかもしれない」などと軽薄極まりないコトを書いてしまったが、ココで改めたい。関岡は徹底した分析屋だ。恐らくデータが無ければ分析も無い。憶測で物事を語ることに慎重な評論家という点で高い評価を得ているのだと思う。それは、つまり、オーソドックスから外れることなく、分析と理論の裏付けによって結果的に保守主義に辿りついた関岡のスタイルこそ、右傾化する日本社会の待望するものであったのかもしれないというコトだ。本尊の関岡はイイとして、問題は周りだ。彼の著作によってインスパイアされた思想を無自覚にバラ撒き、実生活に反映させる。それはやがて理論を持たない感情をいたずらにスピンするに至る。

星の数ほどあるブログをちょっと覗いただけでも、北朝鮮について相当酷いコトを書いているトコロがある。毎度のことになりつつある朝鮮人学校への嫌がらせのニュースもちらほらでてきた。
ここでアメリカがどうのと云っても仕方が無いのだけれど、北は世界中の裏金をキレイにしてくれる闇の貯金箱だということは明らかになっている。キレイになった金が何処で使われるのか?とても興味深いトコロではあるがココに関わるデータはこの先も出てきそうには無い。

この先は全くの想像。
政治には金がかかり、経済は金で動く。世の中は一握りの政治家と経済人、そして彼らのおこぼれにすがる大多数の一般人によって構成されている。政治家と経済人は損をしないように細心の注意を払う。それは北も日本もアメリカも万国共通だ。一般人はどんな陰謀が画策されているのか、永遠に妄想するだけなのかもしれない。自分の方に火の粉が飛んでこないように祈りながら。


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