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居心地 [お気に入り]

昨日、今日と二日続けてマクドナルドに行った。初日は店に入って設定を済ませたところで急用ができてしまい、結局ネットに繋げないまま泣く泣く退散したのだけど、今日は100円のコーヒー一杯で40分ほど粘って通信速度を測ったり、アプリケーションの動作をチェックした。動画のストリーミング再生にもストレスはないし、とてもイイ感じだ。
苦労した点は2つ。①これは完全に僕側のミス。ネットワークの設定でIPアドレスを固定にしていた為に通信は立ち上がるがログイン画面にたどり着けなかった。②“Yahoo無線LANスポット”はソフトバンクテレコムの回線(BBモバイルポイント)にプロバイダを通して乗り入れ、ブラウザを起動すると自動的にBBモバイルポイントのログイン画面が立ち上がるんだけど、ログインIDがプロバイダ(Yahoo)で設定したものに@+[プロバイダ名]をくっつけなければならないコトを知らなかった為に手間取った(ログイン画面のヘルプですぐさま解決)こと。
実に初心者らしいつまづきだが、見方を変えれば初心者でも殆ど難なく利用できるサービスだと云える。

と、いうワケで、公衆無線LAN初体験はわりとスムーズにいったワケだが、敢えて難癖をつけるならサービスのプラットフォームとなるマクドナルドの環境か。
初日はちょっと急いでいた上に昼食も兼ねていて、コートを着たまま席についてゴソゴソPCを取り出し、ハンバーガーを食べながら電源を入れるなんて具合だったのだけど、店内が非常に暑くて、本来の目的を達成しないままPCをしまって店を出る頃には少し汗ばむくらいだった。外に出て冬独特の冷たく澄んだ空気を吸って真っ先に思いついたのはvideonews.comでよく話題にあがる“監視・管理社会”のこと。つまり、客の回転率を制御する為にアメニティ(空調や椅子の座り心地などなど)の調整が行われているんだろうなと考えたワケ。確かに客にとって本当に快適な環境を提供してしまえば、ノートPCやネットワーク対応の携帯ゲーム機なんかを持ち込まれて100円のコーヒー一杯で延々と居座られる可能性がある。それでは採算がとれない。
そういえば、So-netブログも昨日あたりから調子が悪いけれど、インターネットプロバイダなんかにも当て嵌まるかも知れない。インターネットの黎明期にはIT産業を牽引する役割を担っていたプロバイダだったが、ネット普及率が6割を超えた今、大目に見ても明るい将来があるとは云い難い状況にある。ホームページスペース、検索機能、Webメール、ポイント制、ブログ、映像配信とあの手この手のサービスで掴んだ客を放さない工夫をしているが、それらを維持管理していく費用もバカにならない。不用意にサービスを増やせばアクセスが殺到してサーバがパンクするし、気を抜けば後発のチャレンジャー企業が低価格を売り物にシェアを侵食してくる。すぐそこに限界が見え隠れするギリギリの戦いなのだ。サービスに障害が絶えないのも仕方ないといえば仕方がない。

是非もないこととは分かっているものの、新しいサービスを心地良く使い倒したいという欲望に果てがないのも事実だ。流行語大賞は“ミクシィ”に譲ったが、(IT 業界で働く人が選んだ流行語では首位に輝いた)web2.0の技術が如何にして我々消費者の欲望を飼い慣らすか見ものだ。


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